宗教による作法の違いはマナーの上で大切

人とのお付き合いの観点から、誰でも葬儀・告別式に参列する機会が必ずあります。相手によっては、自分が信仰する宗教や宗派と異なる儀式となる場合がありますが、故人の信仰を尊重して、その宗教や宗派の作法に則って行われますので、参列者はそれに従い、倣う必要があります。

一番馴染み深い仏教の葬儀でさえ、宗派によってお経が異なるのは当たり前ですが、参列者が一番困るのがお焼香の所作です。これは儀式が始まる前に、どの宗派の方式で行われるのか、司会者によって紹介されますが、各宗派の所作を全て覚えている人はいません。

そこで、お焼香の間際に「頂かずに2回」などと具体的に紹介されますが、これを無視する参列者が意外と多い事に気付きます。どういう訳か、日本人の頭の中にはお焼香と言えば摘んだお香を額に近づける、「頂く」という行為をしてから三回という所作が固定観念のように刷りこまれている様です。

故人を送るための所作は各宗派によって違いがあるもので、それを守ることはそのセレモニーの参列者としては最低限のマナーです。また、全く異なる宗教では、焼香がなく献花をしたり、出棺直前に遺族・親族ではない参列者も、お棺の中にしきみの葉を入れたりと、本当に様々な違いがあります。

しかし、縁があって葬儀に参列するまでの仲になった方、もしくはその関係者を送る場では、自己優先ではなく故人の思いを尊重し、自分の信仰とは異なるマナーであっても守る事が大切です。

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